ワイン県 山梨 東京から日帰りで行けるワイナリー巡り
山梨県は日本のワインの生産量とワイナリーの数が日本一のワイン県として知られています。多くのワイナリーが集まっていて、国内外で高い評価を受けています。山梨県には新旧80余のワイナリーがあるそうで山梨県に行かれるならワイナリー巡りはおすすめです。東京から日帰りで行けるのも魅力です。今回はルミエールワイナリーの見学ツアーに参加してみました。
山梨県を代表するワインは2種類
【甲州 白】
1,000年以上の歴史があり、「国際ぶどう・ぶどう酒機構」のリストに登録され、品種名が醸造用品種として国際的に認められている日本の重要なブドウ品種です。果皮は厚く白ブドウというよりもグリ系と呼ばれるように紫がかったピンク色をした白ワイン用ブドウ品種です。ヨーロッパ系の品種と比較すると糖度があまり上がらないため、穏やかな味わいのワインになります。山々が雨雲をはばみ日照量の多い山梨の気候風土が、雨に弱い甲州の生育に適しているそうです。
【マスカット・ベリーA 赤】
日本の新潟県が原産で、アメリカ系ブドウのベリーとヨーロッパ系ブドウのマスカット・ハンブルグを交雑して生み出したそうです。日本の赤ワイン用の品種では最大の生産量を誇り、その約半分は山梨県です。甲州に次いで2013年に「国際ぶどう・ぶどう酒機構」のリストに登録された日本を代表する黒ブドウ品種です。ワインはイチゴキャンディや綿菓子のような甘い香りで、紅芋や春菊のようなニュアンスがアクセントになっています。軽やかな果実味が中心のソフトな味わいが魅力です。
ルミエールワイナリー 「ワイナリー見学ツアーに参加」
山梨県笛吹市にある「ルミエールワイナリー」に行ってみました。14時から30分程度のワイナリー見学ツアーに参加しました。ツアーの参加は事前の予約が必要です。
ワイナリーツアーではぶどう畑や醸造棟、文化財にも認定された「石蔵発酵槽」や地下セラーを見学させていただきました。
「石蔵発酵槽」は100年以上前からワインを醸してきた石造りの地下発酵槽で、日本のワインの歴史を紐解くには欠かせない存在なのだそうです。1998年には日本の登録有形文化財に、2018年には日本遺産に認定されたそうです。
訪れたのは10月上旬で既にぶどうの収穫は終了していましたが、ワイナリー見学ツアーの見学者のためにぶどう畑の一画に一部ぶどうを残していたそうです。そのぶどうは白ワイン用の「甲州」でした。
下の写真はルミエールワイナリーのぶどう畑の一画で見られた「甲州」です。
ルミエールのワイナリーの畑では「甲州」だけでなく、上のマップのように他のぶどう品種も栽培しているそうです。ぶどうを収穫するとすぐにぶどうの葉が紅葉し始めるそうで四季折々の景色を楽しめそうです。
下の写真は地下にあるワインセラーです。見学者は中には入れませんでした。
ワインセラー
1年を通じて、一定の温度を保つことができる地下の利点を生かしたワインセラーだそうです。大小合わせて300樽以上のワインが眠っているそうです。
ルミエールワイナリーツアーの詳細はこちら
ショップに隣接するレストラン「ゼルコバ」では、山梨ならではの旬な食材を活かしたフレンチをワインと共にお楽しみいただけます。
ルミエールワイナリーの公式HPはこちら
ルミエールワイナリーのアクセスはこちら
シャトー・メルシャン 勝沼ワイナリー
ワイン資料館
1904年に建てれた、現存する日本最古の木造ワイン醸造所だそうで、現在は「シャトー・メルシャンワイン資料館」として、一般に公開されています。
日本のワインの誕生・変遷やシャトー・メルシャンの歴史を知ることができます。
入場無料 9:30~16:30
シャトー・メルシャンの公式HPはこちら
GRACE WINE 中央葡萄酒株式会社
常により上質でナチュラルなワインを造ることと向き合い続けるワイナリーだそうです。
GRACE WINE 中央葡萄酒株式会社の公式HPはこちら
勝沼醸造株式会社
1937年の創業以来、葡萄とワインの一大産地、山梨県勝沼町に於いて、日本固有の葡萄「甲州」と「マスカット・ベリーA」に特化したワイナリーだそうです。
「日本ワイナリーアワード2021 5つ星」 受賞。
勝沼醸造株式会社の公式HPはこちら
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