マルタってどこ?
イタリアのシチリア島とアフリカ大陸のチュニジアの間、地中海に浮かぶ小さな島国です。地中海の宝石、地中海のへそとも呼ばれています。
マルタへの行き方
日本からの直行便はなく、ヨーロッパ主要都市または中東の空港で乗り継ぎ、マルタ国際空港(ルア空港)へ。日本からのフライト時間は乗り継ぎ時間を含めて約16~20時間です。私はローマ経由で行ってみました。
主な経由地と主要都市からの所要時間目安
- イタリア ローマ (アリタリア イタリア航空)1時間30分(主要都市からの所要時間目安)
- トルコ イスタンブール(ターキッシュ エアラインズ)2時間30分
- ドイツ フランクフルト(ルフトハンザ ドイツ航空)2時間30分
- アラブ首長国連邦(UAE)ドバイ(エミレーツ航空)8時間5分
- ヨーロッパ各国(マルタ航空やLCCでどこからでも)
マルタってどんなところ?
マルタ共和国は、面積が東京23区の約半分ほどの小さな国です。日本の島で言うと、沖縄の西表島(289㎢)より少し大きいくらいです。1日でぐるっと回れてしまいそうな気がしますが、世界遺産の街や神殿、城塞や美しいビーチなど魅力的なスポットが沢山あるため、あれも見たい、ここも行きたいとなると、とても1日では足りません。人口は約43万人ですが、猫の数が人口の2倍の多さという「猫の島」としても知られています。典型的な地中海性気候で、冬は温暖多湿、夏は高温乾燥。9月中旬~10月中旬の秋は、アフリカからの暖かく湿ったシロッコ(南東風)が吹きます。日本との時差は8時間です。
治安
基本的に治安は良く、夜の外出も可能です。スリ・置き引きの被害は年々増えているそうなので、防犯対策は諸外国に行くのと同様に行うのが望ましいです。人気のない道の夜の1人歩きも避けた方が無難です。
物価
食料品、日用品は他ヨーロッパ諸国と比較すると安く、リーズナブルなカフェ、レストランでのピザやハンバーガーだと約€4~、レストランでパスタ€10前後、お肉・魚介のメインディッシュが€20前後で食べられます。ボリュームが多い分安価に感じられます。水はペットボトル500ml€0.40ほどです。
世界遺産の街 首都ヴァレッタ
碁盤の目状に通る道には、カラフルな出窓やドアの印象的な家々が並び、歩くだけでも飽きません。
*画像をクリックすると拡大表示されます。
坂が多くバロック様式の建築物が残るこの街は、日中は観光客で賑わいますが、早仕舞いのお店も多く夜は落ち着いた雰囲気です。昼夜で異なる表情を持ち、映画のロケ地としても使われる絵になる街。フォトジェニックな撮影スポットも多くカメラ旅にもおすすめです。
*画像をクリックすると拡大表示されます。
トリトン噴水
首都ヴァレッタの玄関口に観光客を迎えるかのように大きな噴水があります。マルタの彫刻家Vincent Apapの作品でイタリアのローマにある噴水をモチーフに設計されたそうです。
アッパー バラッカ ガーデン
グランドハーバーと対岸のスリーシティーズの景色が眼下に広がり、大砲の発射も見られます。268年間騎士団の基地として機能し、大包囲戦では主戦場となったそうです。現在は豪華客船が行き交います。
聖ヨハネ大聖堂
騎士団の修道院として建てられた教会。騎士の一員であったマッティア・プレーティの手による天井画が素晴らしく見応えがありました。
床一面にはその数400ともいわれる墓碑が敷き詰められています。有力家系の出身らしく、どれも美しい色大理石で紋様が描かれていました。
騎士団長の宮殿 兵器庫通路・大使の間(別名赤の間)
古都イムディーナ
マルタ本島のほぼ中央部、平野を見守るかのように小高い丘の上に佇む町。16世紀にはヴァレッタに先立って首都がおかれ、盛時には24もの貴族の館が建ち並んでいたそうです。森閑とした落ち着いた町並みにかつての栄華がひっそりと残る古都イムディーナ。マルタに行ったら訪れたいおすすめの観光スポットです。
メインゲート
イムディーナ内にある3つの門のうちのメインゲート。表は紋章、裏は3人の聖人像が刻まれています。
聖パウロ大聖堂
セイント・ポール広場の一角にあります。1693年シチリア地震の余波を受けほぼ全壊したそうですが、1702年にマルタ人の建築家ガッファにより再建されたそうです。
イムディーナの町並み
蜂蜜色のマルタストーンの家々の間に狭い小路があり、小路には紫色のブーケンビリアの鮮やかな花々が咲き乱れ、散策するのも楽しいです。
イムディーナの有名なカフェ 「フォンタネッラ ティー ガーデン」
フォトジェニックなポパイ ヴィレッジ
映画『ポパイ』のロケ地となったポパイヴィレッジはカラフルで絵本のように可愛い村です。海がエメラルドグリーンでとてもきれいでした。
マルサシュロック港 歴史に彩られた漁村
マルタ本島最大の漁村。海には漁師を守る「オシリスの目」が付いた色鮮やかな伝統漁船ルッツが海に浮かびます。毎週日曜日には大きな魚市場が開かれ賑わっています。海に面した通りに魚料理を売り物にしたレストランが並び、多くの観光客が訪れています。
セントピーターズプール 自然が生み出した入江の天然プール
自然が生みだした入江の天然プール。約6mの高さからダイブする人もいます。シュノーケリングも楽しめます。多くの人で賑わっていました。
コーラルラグーン
別名ドラゴナーラ洞窟。飛び込む場合は外海からしか戻れないそうなので、カヤックまたはSUPで行くのが良いそうです。
メリーハ ベイ
島最大のサンドビーチ。遠浅で透明、白砂が特徴。
スリーシティーズ
ポートマッソマリーナ
【マルタ】日帰りで行く地中海クルーズ(ゴゾ島・コミノ島)の記事は↓
コメント